いしき

いしき
I
いしき【位色】
当色
II
いしき【居敷・臀】
(1)座。 座席。

「草を敷(カ)りて~となせば/日本書紀(神功訓)」

(2)お尻(シリ)。

「大きな~を振り廻して/浄瑠璃・神霊矢口渡」

III
いしき【意識】
(1)(ア)物事に気づくこと。 また, その心。 感知。 知覚。

「~を集中する」「人の目を~する」(イ)(混濁・無意識などに対して)はっきりした自律的な心の働きがあること。 自覚。 覚醒。 見当識。 「~を失う」「~が残っている」

(2)状況・問題のありようなどを自らはっきり知っていること。

「~が高い」「罪の~」

(3)〔哲・心〕
〔(ドイツ) Bewußtsein; 英 consciousness〕
(ア)思考・感覚・感情・意志などを含む広く精神的・心的なものの総体。 特に対象を認識する心の働き。 主観。 物質・存在・世界・自然など, 客観的なものに対する。 現象学では世界を構成する超越論的自我の働き, また唯物論では存在に拘束される観念一般を意識と呼ぶ。 (イ)単なる直接的な情意作用や知覚ではなく, 自他の在り方自身を察知する明瞭で反省的な心の状態。 また, その作用・内容など。 自己自身を対象化する対自的・反省的働き, 人格あるいは自我による統一・自律, 一定水準の明晰(メイセキ)さなどによって規定される。 自己意識。
(4)〔仏〕
〔梵 mano-vijñāna〕
六識の一。 感覚器官による眼・耳・鼻・舌・身の五識に対し, 心の働き, 精神の働きのこと。 第六識。
IV
いしき【石城・石槨】
上下四方を石で囲った, 棺を納める部屋。 いわき。

「~の役(エダチ)を起さしめず/日本書紀(天智訓)」

V
いしき【違式】
(1)きめられた形式や手続きに従わないこと。
(2)律令制下において, 式に違反すること。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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